
ドアが破損してもフレームに関係なければ中古車扱い
車のフレームや内部機構に影響のない損傷に関しては、修理をしても修復歴とはみなされません。
例えば、横から車をぶつけられてドアが破損しても、フレームに影響がなければ修理歴に該当するため単なる中古車です。車の正面をぶつけ、バンパーやフロントライトを交換しても、フレームの損傷や修理が不要なら、事故歴・修理歴のある中古車という扱いになります。
「修復歴車」は、実務上は細かい区分が行われています。修復歴の区分に関しては統一のルールがないため、業者によって損傷の大きい順に「大・中・小」を分けたり、損傷の小さい順に「A・B・C」と呼んだりします。
基本的には、修理にお金がかかる事故車、フレーム部分の修理・交換数が多い事故車であるほど、査定落ちの金額も高いです。
【修復歴大:A】30万円以上の修復費用がかかっていると査定落ちも激しい
一般的に修理費用が30万円以上になる損傷があると「修復歴大:A判定」と判断されるようです。この場合、査定落ちも激しいものとなります。
例えば、フレーム修正機を使って大掛かりなフレーム修正を行っている、車体番号を記載しているダッシュパネルの修理や交換が実施されているなど、比較的被害が大きい場合は修復歴が大になるでしょう。
【修復歴中:B】20万円程度の修復費用であればそれなりに査定落ちする
サイドからリアのフレームにダメージを受けても、修理・交換をした程度だと、修復歴は「中:B」と判断されます。その他、ピラーなどに損傷がある場合など修理費用が20万円程度であれば修復歴は中程度になるでしょう。「修復歴中」と判断された場合は、「修復歴大」ほどではないですが、査定落ちはするでしょう。
【修復歴小:C】5万円程度の修復費用であれば多少査定額が安くなる
「修復歴小」と判断されるのは、修理費用が5万円程度の場合です。ピラーやルーフパネルなど、損傷があってもダメージが軽い場合、深刻な修復歴とはみなされません。
修復歴が小と判断された場合、多少ですが査定額は安くなります。
事故車の程度に合わせて廃車買取業者を利用しよう
事故によってどの程度のダメージを受けたのか、修理にいくら必要だったのかによって、実際の査定額がどのくらい下がるかは変わってきます。事故車を売却する場合、修復歴なのか修理歴なのか、また修復歴であればどの程度の区分なのかしっかりと見極めてくれる業者を選びましょう。
ただ、事故車の適切な査定ができる業者は限られています。事故車の査定額が気になったら、廃車でもお金にかえてくれる廃車買取業者の査定を利用しましょう。
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